ロシア大使館に抗議文をメールしました

ロシア連邦大統領 ウラジーミル・プーチン殿

            2022 年3月5日

              宮城退職女性教職員の会

              会長 小林悦子

ウクライナ侵略の暴挙に断固抗議します
プーチン大統領は直ちに軍事作戦を中止し、
ロシア軍を撤退させることを要求します


 2022年2月24日、ロシアのプーチン大統領はウクライナに対する軍事侵攻を開始しました。これはウクライナの主権と領土を一方的に侵害する許されない暴挙で、宮城退女教は怒りを込めてプーチン大統領に抗議します。

 報道によれば、ロシア軍の侵攻以降、ミサイル攻撃や地上部隊による戦闘が行われ、民間人を含む多くの死傷者が出ています。また戦闘の拡大にともない女性や子どもをはじめ多くの市民が難民として近隣諸国に避難をはじめています。ウクライナ国民ならびにウクライナに暮らすすべての人々の命と自由を守ることが、いま最も重要です。

 私たち宮城退女教は,第二次世界大戦の戦争体験を語り継ぐ活動をしています。過去の歴史を見ても,軍事力で勝利を得ても人々の信頼を得ることはできないことはあきらかです。今,ロシアがしている侵攻は,あなた方の「兄弟国」であるウクライナの人々に深い悲しみと憎しみを残すだけのものです。「太陽と北風」という童話があります。ウクライナがロシアの友好国となるには,軍事力による制圧ではなく,太陽のように暖かく戦争を終わらせることだけです。武力行使はウクライナを西欧諸国側に追いやる結果をもたらします。

 そして,今あなた方の大切な国民であるロシア兵士も多くの命を落とし,負傷しています。彼らと彼らの家族や友人にあなた方は何をもってしても償うことはできません。

 さらにあなたは、国際社会に対して核戦力を誇示し、脅威を与えています。唯一の戦争による被爆国である日本に住む私たちは,いかなる核の使用も核による威嚇も許すことはできません。すべての核保有国に核兵器の廃絶を呼びかけ,廃棄するための行動への道を進むことを要求します。

退職女性教職員の会 宮城白萩の会

宮城白萩の会は、宮城県の学校を退職した女性教職員の会です。平和と民主主義を守り、生活と福祉の向上を目指して活動しています。

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